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郵政民営化見直し発言で連日、釈明に追われる麻生太郎首相に、自民党内で不満が募っている。政権批判を強める中堅・若手だけでなく、首相を支えてきた党執行部も「無用の混乱を引き起こすのは慎んでほしい」(菅義偉選対副委員長)と、失望感を隠さなくなった。内閣支持率が2割を切った上に衆院解散・総選挙への戦略も立たず、政権運営は不透明さを増している。
【衆院予算委での発言をもう一度(2月5日)】
菅氏は11日、新潟市内のホテルで講演し、首相発言に「国民に誤解を与え、党内にあつれきを生む発言は慎まないといけない」と苦言を呈した。講演後、記者団に「地にはいつくばり、選挙活動をしている同志の思いを代弁した」と説明した。
08年9月の自民党総裁選で菅氏は、中川昭一財務・金融相らとともに麻生陣営の中心メンバー。政権発足後は選対幹部として衆院選の公認見直しをちらつかせて中堅・若手の首相批判を抑えてきた。今回の発言には党内のガス抜きの思惑もあるとみられる。
自民党の細田博之幹事長も11日、松江市内のホテルで記者会見し、「(首相の)国会答弁が非常に分かりにくかったことは事実だ」と指摘した。首相不信を募らせる党執行部からは「(首相が)独り相撲すると、時間のロスで体力を消耗するだけ」(笹川尭総務会長)との皮肉っぽい発言も聞かれる。
自民党執行部が苦しいのは、度重なる首相発言の迷走で、衆院解散・総選挙のシナリオが描けないことだ。細田氏は11日の記者会見で、衆院解散の時期について「09年度予算案と関連法案の成立が一つのきっかけになる可能性はある」と述べた。だが、予算成立など景気対策の実績を重ねて今春解散に打って出る戦略も、低い支持率では展望を見いだせない。菅氏は11日、記者団に「民主党の小沢一郎代表がやりたい時にはやらない」と、任期満了ぎりぎりまで選挙を先送りすべきだとの認識を示した。発言のぶれとともに、首相は解散を巡る選択肢も失いつつある。【田所柳子、近藤大介】
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2009年02月11日
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タグ:麻生太郎
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